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<chapter id="gosoverview-1">
  <title>デスクトップの概要</title>
  <highlights>
    <para>この章では、GNOME デスクトップの機能と主なコンポーネントについて説明します。デスクトップを使用する前にこの章を読み、さまざまな機能と主なコンポーネントの動作を理解してください。デスクトップは、あらゆる設定が可能であるため、この章では、次の項目に関する標準的なデフォルトの設定について説明します。</para>
  </highlights>
  <sect1 id="gosoverview-5">
    <title>デスクトップコンポーネントの概要</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="てすくとつふこんほおねんとのかいよう">デスクトップコンポーネントの概要</primary>
    </indexterm>
    <para>初めてデスクトップセッションを開始すると、パネル、ウィンドウ、およびさまざまなアイコンが含まれたデフォルトのスタートアップ画面が表示されます。<xref linkend="gosoverview-FIG-1"/> は、標準的なデスクトップを示しています。 </para>
    <figure id="gosoverview-FIG-1">
      <title>標準的なデスクトップ</title>
      <screenshot>
        <mediaobject>
          <imageobject>
            <imagedata fileref="figures/typical_anno_desktop.png" format="PNG"/>
          </imageobject>
          <textobject>
            <phrase>標準的なデスクトップを示しています。</phrase>
          </textobject>
        </mediaobject>
      </screenshot>
    </figure>
    <para>デスクトップの主なコンポーネントは以下のとおりです。 <itemizedlist><listitem><para>パネル</para><para>パネルとは、すべてのシステムアプリケーションとメニューにアクセスできるデスクトップ上の領域です。パネルは、幅広い構成が可能です。 <xref linkend="gosoverview-FIG-1"/> に示すパネルのうち、特に重要なのはメニューパネルです。メニューパネルは、デスクトップ上部の横幅全域に表示されます。メニューパネルには、以下に示す 2 つの特殊なメニューが含まれます。</para><itemizedlist><listitem><para><guimenu>「アプリケーション」</guimenu>メニュー: すべてのアプリケーションおよび構成ツールが含まれる。ファイルマネージャおよびヘルプブラウザもこのメニューに含まれる</para></listitem><listitem><para><guimenu>「アクション」</guimenu>メニュー:<guimenuitem>「ファイルを検索」</guimenuitem>および<guimenuitem>「ログアウト」</guimenuitem>などのデスクトップ機能を実行するあらゆるコマンドが含まれる</para></listitem></itemizedlist><para>メニューパネルの右端にあるアイコンをクリックすると、開いているすべてのウィンドウのリストを表示できます。</para></listitem><listitem><para>メニュー</para><para>メニューから、デスクトップのすべての機能にアクセスできます。メニューパネルには複数のメニューが含まれており、メニューとパネルを組み合わせて操作を実行できます。 <guimenu>「アプリケーション」</guimenu>メニューと<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューを使用して、ほとんどすべての標準のアプリケーション、コマンド、および構成オプションにアクセスできます。</para><para><guimenu>GNOME メニュー</guimenu>からも、ほとんどすべての標準アプリケーション、コマンド、および構成オプションにアクセスできます。<guimenu>「アプリケーション」</guimenu>および<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューの項目には、<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>からアクセスできます。<guimenu> GNOME メニュー</guimenu>は、ボタンとしてパネルに追加できます。</para></listitem><listitem><para>ウィンドウ</para><para>同時に複数のウィンドウを表示できます。各ウィンドウで、さまざまなアプリケーションを実行できます。ウィンドウ用のフレームとボタンは、ウィンドウマネージャによって提供されます。ウィンドウマネージャを使用して、ウィンドウを移動する、閉じる、サイズを変更するなど、標準の操作を実行できます。</para></listitem><listitem><para>ワークスペース</para><para>デスクトップは、個別の<firstterm>ワークスペース</firstterm>に分割できます。ワークスペースとは、作業可能なデスクトップ上の個別の領域です。デスクトップ上のワークスペースの数は指定できます。ワークスペースは切り替えて使用できますが、一度に表示できるワークスペースは 1 つだけです。</para></listitem><listitem><para><application>Nautilus</application> ファイルマネージャ</para><para><application>Nautilus</application> ファイルマネージャは、ファイルおよびアプリケーションへの統合アクセスポイントを提供します。<application>Nautilus</application> ウィンドウでファイルの内容を表示したり、<application>Nautilus</application> から適切なアプリケーションでファイルを開くことができます。<application>Nautilus</application> ファイルマネージャを使用して、ファイルとフォルダを管理できます。</para></listitem><listitem><para>デスクトップの背景</para><para>デスクトップの背景は、デスクトップ上のほかのすべてのコンポーネントの後ろにあります。デスクトップの背景は、アクティブなコンポーネントへのユーザーインタフェースです。デスクトップの背景に複数のオブジェクトを置くことで、ファイルおよびディレクトリにすばやくアクセスできます。また、頻繁に使用するアプリケーションを起動することもできます。背景上で右クリックすると、メニューを開くことができます。</para></listitem><listitem><para><guilabel>「ここからスタート」</guilabel></para><para><guilabel>「ここからスタート」</guilabel>は、GNOME デスクトップの主要な機能へのアクセスポイントです。GNOME アプリケーションおよび構成ツールには、<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>からアクセスできます。 また、システムをサーバーとして構成したり、ほかのシステム設定を選択したりできるプログラムにアクセスできます。</para></listitem><listitem><para>デスクトップ設定</para><para>GNOME デスクトップには、専用の<firstterm>設定ツール</firstterm>があります。各ツールは、デスクトップの特定の機能を制御します。設定ツールを開始するには、<menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guimenuitem>「デスクトップ設定」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。構成する項目をサブメニューから選択します。</para></listitem></itemizedlist></para>
    <para>デスクトップの最大の特長は、柔軟に構成できることと、作業実行のために多数の手段が提供されていることです。</para>
    <para>デスクトップでは、デスクトップコンポーネントの相互運用が可能です。通常、同じ操作を実行するには、いくつかの異なる方法があります。たとえば、アプリケーションはパネルから起動することも、メニューまたはデスクトップの背景から起動することもできます。</para>
    <para>システム管理者は、必要に応じて構成を変更できるため、デスクトップがこの章で説明するものとまったく同じでない可能性があります。それでも、この章では、デスクトップを使用した作業に役立つ有用な情報を提供します。</para>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-502">
    <title>パネル</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="はねる">パネル</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>パネルの追加および削除はいつでも行えます。セッションを初めて開始する場合、通常、デスクトップには少なくとも次に示す 2 つのパネルがあります。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>メニューパネル</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>デスクトップ下部にあるエッジパネル</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para>パネルを使用して、以下の操作を実行できます。</para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>パネルの作成</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>パネルの削除</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>パネルを隠す</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>パネルへのオブジェクトの追加</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>パネルオブジェクトの操作</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <sect2 id="gosoverview-26">
      <title>パネルを作成する</title>
      <para>パネルを作成するには、次の手順を実行します。 </para>
      <orderedlist>
        <listitem>
          <para>パネル上の空いているスペースで右クリックし、<guimenuitem>「新規パネル」</guimenuitem>を選択します。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>サブメニューから、作成するパネルのタイプを選びます。パネルがデスクトップに追加されます。</para>
        </listitem>
      </orderedlist>
      <para>作成できるパネルの数に制限はありません。ただし、メニューパネルは 1 つしか作成できません。 必要に応じて、異なるタイプのパネルを作成できます。パネルの機能や外観をカスタマイズすることもできます。たとえば、パネルの背景を変更できます。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-508">
      <title>パネルを削除する</title>
      <para>パネルを削除するには、パネルを右クリックし、<guimenuitem>「パネルを削除」</guimenuitem>を選択します。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-24">
      <title>パネルを隠す</title>
      <para>メニューパネル以外の各パネルの隅には「非表示」ボタンがあります。この「非表示」ボタンをクリックして、パネルを表示させたり、隠したりすることができます。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-4">
      <title>パネルにオブジェクトを追加する</title>
      <para>パネルは、いくつかのタイプのオブジェクトを持つことができます。<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/> に示すパネルには、各タイプのパネルオブジェクトが含まれています。</para>
      <figure id="gosoverview-FIG-28">
        <title>各種パネルオブジェクトを含むパネル</title>
        <screenshot>
          <mediaobject>
            <imageobject>
              <imagedata fileref="figures/sample_anno_panel.png" format="PNG"/>
            </imageobject>
            <textobject>
              <phrase>各種パネルオブジェクトを含むパネルを示しています。図中の説明: 電卓、メニュー、CD プレーヤーアプレット、引き出し、ロックボタン</phrase>
            </textobject>
          </mediaobject>
        </screenshot>
      </figure>
      <para>以下に示すオブジェクトは、すべてのタイプのパネルに追加できます。</para>
      <itemizedlist>
        <listitem>
          <para>アプレット</para>
          <indexterm>
            <primary sortas="あふれつと">アプレット</primary>
            <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
          </indexterm>
          <para><firstterm>アプレット</firstterm>とは、パネル内にある小さな対話型のアプリケーションです (たとえば、<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/><application>CD プレイヤー</application>)。 各アプレットには、マウスまたはキーボードから操作できる単純なユーザーインタフェースがあります。以下のアプレットは、デフォルトでパネルに表示される</para>
          <itemizedlist>
            <listitem>
              <para><application>ウィンドウリスト</application>: 開いている各ウィンドウを示すボタンを表示する。ウィンドウリストボタンをクリックすると、ウィンドウの最小化と元のサイズへの復元を行うことができる。<application>ウィンドウリスト</application>は、デフォルトでデスクトップ下部のエッジパネルに表示される</para>
            </listitem>
            <listitem>
              <para><application>ワークスペーススイッチ</application>: ワークスペースを表示する。<application>ワークスペーススイッチ</application> を使用して、ワークスペース間を切り替えることができる。<application>ワークスペーススイッチ</application> は、デフォルトでデスクトップ下部のエッジパネルに表示される</para>
            </listitem>
          </itemizedlist>
          <para>アプレットをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、<guimenuitem>「パネルに追加」</guimenuitem>を選択します。次のサブメニューの 1 つから、必要なアプレットを選びます。</para>
          <itemizedlist>
            <listitem>
              <para>アクセサリ</para>
            </listitem>
            <listitem>
              <para>アミューズメント</para>
            </listitem>
            <listitem>
              <para>インターネット</para>
            </listitem>
            <listitem>
              <para>マルチメディア</para>
            </listitem>
            <listitem>
              <para>ユーティリティ</para>
            </listitem>
          </itemizedlist>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>ランチャー</para>
          <para><firstterm>ランチャー</firstterm>は、特定のアプリケーションを起動したり、コマンドを実行したり、あるいはファイルを開いたりします。<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/> に示す電卓アイコンは、<application>電卓</application>アプリケーションのランチャーです。 ランチャーは、パネルまたはメニューにあります。ランチャーをクリックすると、そのランチャーに関連する操作が実行されます。</para>
          <para>アプリケーション用に独自のランチャーを作成できます。たとえば、頻繁に使用するワードプロセッサアプリケーションのランチャーを作成して、アクセスに便利なパネル上にそのランチャーを配置できます。新しく作成したランチャーをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、<menuchoice><guimenu>「パネルに追加」</guimenu><guimenuitem>「ランチャー」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。</para>
          <para>あるいは、メニューからランチャーを追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、<menuchoice><guimenu>「パネルに追加」</guimenu><guimenuitem>「アプリケーション」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。追加するランチャーをサブメニューから選びます。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>メニュー</para>
          <para>デスクトップのすべての機能には、メニューからアクセスできます。デフォルトのパネルにはメニューが含まれており、メニューとパネルを組み合わせて操作を実行できます。パネルからメニューを開くには、そのメニューを表すアイコンをクリックします。メニューパネルからメニューを開くには、そのメニューを表すテキストをクリックします。</para>
          <para>パネルに追加するメニューは、矢印が付いたアイコンで表されます。矢印は、そのアイコンがメニューであることを示します。<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/> に示すアイコンは、<guimenuitem>「デスクトップ設定」</guimenuitem>メニューをパネルに追加したときに表示されるアイコンです。</para>
          <para><guimenu>GNOME メニュー</guimenu>は、任意のパネルに追加できます。<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>をパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、<menuchoice><guimenu>「パネルに追加」</guimenu><guimenuitem>「GNOME メニュー</guimenuitem></menuchoice>」を選択します。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>引き出し</para>
          <para>引き出しは、パネルに追加できるスライド機能であり、引き出しアイコンから開いたり閉じたりできます (<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/> を参照)。引き出しは、複数のアプリケーションを同時に実行している場合に、作業を整理するのに役立ちます。すべての同じ機能要素を 1 つの引き出しに入れ、その引き出しを任意のタイプのパネルに配置できます。</para>
          <para>引き出しをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、<menuchoice><guimenu>「パネルに追加」</guimenu><guimenuitem> 「引き出し」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。 </para>
          <para>引き出しを開くには、その引き出しをクリックします。引き出しを閉じるには、もう一度その引き出しをクリックします。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para><guibutton>ロック</guibutton>ボタンと<guibutton>ログアウト</guibutton>ボタン</para>
          <para><guibutton>ロック</guibutton>ボタンを使用して、画面をロックできます。<xref linkend="gosoverview-FIG-28"/> のロックボタンアイコンは、<guibutton>ロック</guibutton>ボタンを示します。<guibutton>Log Out</guibutton>ボタンを使用して、セッションを終了できます。 </para>
          <para>ボタンをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「<guimenuitem>パネルに追加</guimenuitem>」を選択します。その後、必要なボタンを選ぶことができます。</para>
        </listitem>
      </itemizedlist>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-21">
      <title>パネルオブジェクトを操作する</title>
      <para>パネルオブジェクトは、次の方法で操作できます。</para>
      <itemizedlist>
        <listitem>
          <para>パネル内でオブジェクトを移動するか、別のパネルに移動する</para>
          <para>任意のオブジェクトをパネル内の別の場所に移動できます。また、オブジェクトをあるパネルから別のパネルに移動することもできます。マウスの中央ボタンを使用してパネルオブジェクトを別の場所にドラッグします。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>メニュー項目をパネルにコピーする</para>
          <para>項目をメニューからパネルにドラッグします。メニュー項目がランチャーの場合には、そのメニュー項目を右クリックし、<guimenuitem> 「ランチャーをパネルに追加」</guimenuitem>を選択します。</para>
        </listitem>
      </itemizedlist>
    </sect2>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-42">
    <title>メニュー</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="めにゆう">メニュー</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>メニューから、デスクトップのすべての機能にアクセスできます。デフォルトのパネルには複数のメニューが含まれており、メニューとパネルを組み合わせて操作を実行できます。メニューパネルには<guimenu>「アプリケーション」</guimenu>メニューと<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューが含まれています。<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>をパネルに追加することもできます。</para>
    <para><guimenu>「アプリケーション」</guimenu>メニューと<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューを使用して、ほとんどすべての標準のアプリケーション、コマンド、および構成オプションにアクセスできます。<guimenu>「アプリケーション」</guimenu>および<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューの項目には、<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>からアクセスすることもできます。<guimenu>「アクション」</guimenu>メニューの項目は、<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>のトップレベルにあります。</para>
    <para><guimenu>GNOME メニュー</guimenu>をパネルに追加するには、パネル上で右クリックし、<menuchoice><guimenu>「パネルに追加」</guimenu><guimenuitem>「GNOME メニュー</guimenuitem></menuchoice>」を選択します。<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>は、以下のようなイラストで表されます。</para>
    <screenshot>
      <mediaobject>
        <imageobject>
          <imagedata fileref="figures/footprint_icon.png" format="PNG"/>
        </imageobject>
        <textobject>
          <phrase>GNOME メニューアイコンを示します。</phrase>
        </textobject>
      </mediaobject>
    </screenshot>
    <para>パネル上の <guibutton>GNOME メニュー</guibutton>ボタンをクリックすると <guimenu>GNOME メニュー</guimenu>が開きます。</para>
    <para>パネルに追加できるメニューの数に制限はありません。パネルに追加するメニューを開くには、パネル上のメニューアイコンをクリックします。メニュー項目をパネルにコピーするなど、その他の操作をメニューを使用して実行できます。</para>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-18">
    <title>デスクトップ上のウィンドウ</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="ういんとう">ウィンドウ</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>デスクトップ上では、同時に複数のウィンドウを表示できます。各ウィンドウにはフレームがあり、ウィンドウでの作業に使用できるアクティブな制御要素が含まれています。</para>
    <sect2 id="gosoverview-16">
      <title>ウィンドウのタイプ</title>
      <para>デスクトップには、次のタイプのウィンドウがあります。</para>
      <itemizedlist>
        <listitem>
          <para>アプリケーションウィンドウ</para>
          <para>アプリケーションを実行すると、通常、フレームがウィンドウの境界になります。アプリケーションウィンドウのトップエッジにはタイトルバーがあり、タイトルバーにはウィンドウでの作業に使用できるボタンがあります。アプリケーションウィンドウフレームのボタンを使用して、ウィンドウメニューを開いたり、ウィンドウを閉じたりする操作を実行できます。<guimenu>ウィンドウメニュー</guimenu>には、ウィンドウで実行できるコマンドが含まれています。</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>ダイアログウィンドウ</para>
          <para>ダイアログウィンドウは、対話的に行う作業に対応しています。ダイアログウィンドウは、ウィンドウフレームと単一の対話式の区画で構成されており、ユーザーは情報を得たり制御したりすることができます。このマニュアルでは、ダイアログウィンドウの対話に使用する部分をダイアログと呼びます。ダイアログウィンドウのフレームには、<guimenu>ウィンドウメニュー</guimenu>を開いたり、ダイアログウィンドウを閉じたりすることができるボタンがあります。</para>
        </listitem>
      </itemizedlist>
<!--<para>To change the theme of your window frames, choose <menuchoice><guimenu>Applications</guimenu><guisubmenu>Desktop Preferences</guisubmenu><guisubmenu>Advanced</guisubmenu><guimenuitem>FIXME</guimenuitem></menuchoice>, then choose the theme that you require. </para>-->
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-32">
      <title>ウィンドウを操作する</title>
      <para>アプリケーションウィンドウまたはダイアログウィンドウのフレームを使用して、ウィンドウでの各種操作を実行できます。ほとんどの制御要素は、ウィンドウフレームのトップエッジにあります。<xref linkend="gosoverview-FIG-33"/> は、標準的なアプリケーションウィンドウのフレームのトップエッジを示しています。</para>
      <figure id="gosoverview-FIG-33">
        <title>標準的なアプリケーションウィンドウのフレームのトップエッジ</title>
        <screenshot>
          <mediaobject>
            <imageobject>
              <imagedata fileref="figures/titlebar_anno_window.png" format="PNG"/>
            </imageobject>
            <textobject>
              <phrase>ウィンドウフレームのトップエッジを示しています。図中の説明: ウィンドウメニューボタン、タイトルバー、最小化/最大化ボタン、ウィンドウを閉じるボタン</phrase>
            </textobject>
          </mediaobject>
        </screenshot>
      </figure>
      <para>ウィンドウフレームのアクティブな制御要素は次のとおりです。 </para>
      <informaltable frame="topbot">
        <tgroup cols="2" colsep="0" rowsep="0">
          <colspec colname="colspec0" colwidth="41.65*"/>
          <colspec colname="colspec1" colwidth="58.35*"/>
          <thead>
            <row rowsep="1">
              <entry valign="top">
                <para>制御要素</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para>説明</para>
              </entry>
            </row>
          </thead>
          <tbody>
            <row>
              <entry colname="colspec0" valign="top">
                <para><guibutton>ウィンドウメニュー</guibutton>ボタン</para>
              </entry>
              <entry colname="colspec1" valign="top">
                <para>クリックすると、<guimenu>ウィンドウメニュー</guimenu>が開く</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry valign="top">
                <para>タイトルバー</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para>ウィンドウを移動したりシェードしたりするために使用する</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry valign="top">
                <para><guibutton>最小化</guibutton>ボタン</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para><guibutton>最小化</guibutton>ボタンをクリックすると、ウィンドウが最小化する</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry valign="top">
                <para><guibutton>最大化</guibutton>ボタン</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para>ウィンドウの最大化と元のサイズに戻すことに使用する</para>
                <para>ウィンドウを最大化するには、<guibutton>最大化</guibutton>ボタンをクリックする。ウィンドウを元のサイズに戻すには、もう一度<guibutton>最大化</guibutton>ボタンをクリックする</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry valign="top">
                <para><guibutton>ウィンドウを閉じる</guibutton>ボタン</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para><guibutton>ウィンドウを閉じる</guibutton>ボタンをクリックすると、ウィンドウが閉じる。</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry colname="colspec0">
                <para>境界</para>
              </entry>
              <entry colname="colspec1">
                <para> 境界を右クリックすると、<guimenu>ウィンドウメニュー</guimenu>が開く</para>
              </entry>
            </row>
          </tbody>
        </tgroup>
      </informaltable>
      <para>ウィンドウのサイズを変更する場合は、タイトルバーではなく、ウィンドウの境界をグラブします。変更したいサイズになるまで、ウィンドウの境界をドラッグします。 </para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-20">
      <title>ウィンドウにフォーカスを移動する</title>
      <para>フォーカスされているウィンドウは、マウスとキーボードから入力できます。一度にフォーカスできるのは 1 つのウィンドウだけです。フォーカスされているウィンドウの外観は、ほかのウィンドウとは異なります。 </para>
      <para>次の方法により、ウィンドウをフォーカスできます。</para>
      <informaltable frame="topbot">
        <tgroup cols="2" colsep="0" rowsep="0">
          <colspec colname="colspec0" colwidth="33.62*"/>
          <colspec colname="colspec1" colwidth="66.38*"/>
          <thead>
            <row rowsep="1">
              <entry valign="top">
                <para>要素</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para>操作</para>
              </entry>
            </row>
          </thead>
          <tbody>
            <row>
              <entry valign="top">
                <para>マウス</para>
              </entry>
              <entry valign="top">
                <para> ウィンドウが可視の場合には、そのウィンドウをクリックする</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry colname="colspec0" valign="top">
                <para>ショートカットキー</para>
              </entry>
              <entry colname="colspec1" valign="top">
                <para>ショートカットキーは、開いているウィンドウ間の切り替えに使用する。あるウィンドウにフォーカスを移すには、そのウィンドウにフォーカスが移動したときにキーを放す。 ウィンドウ間を切り替えるデフォルトのショートカットキーは、<command>Alt</command> + <command> Tab</command> キー</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry colname="colspec0" valign="top">
                <para>
                  <application>ウィンドウリスト</application>
                </para>
              </entry>
              <entry colname="colspec1" valign="top">
                <para><application>ウィンドウリスト</application>のウィンドウを表すボタンをクリックする</para>
              </entry>
            </row>
            <row>
              <entry colname="colspec0" valign="top">
                <para>
                  <application>ワークスペーススイッチ</application>
                </para>
              </entry>
              <entry colname="colspec1" valign="top">
                <para><application>ワークスペーススイッチ</application> ディスプレイで、フォーカスするウィンドウをクリックする</para>
              </entry>
            </row>
          </tbody>
        </tgroup>
      </informaltable>
    </sect2>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-39">
    <title>ワークスペース</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="わあくすへえす">ワークスペース</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>デスクトップ上では、同時に複数のウィンドウを表示できます。ウィンドウは、ワークスペースと呼ぶデスクトップに分割して表示されます。ワークスペースとは、作業可能な個別の領域です。</para>
    <para>デスクトップ上のすべてのワークスペースのデスクトップ背景、パネル、メニューは同じです。ただし、各ワークスペースで異なるアプリケーションを実行したり、異なるウィンドウを開くことができます。 デスクトップ上で一度に表示できるワークスペースは 1 つのみですが、別のワークスペースで複数のウィンドウを開くことができます。 </para>
    <para>多数のアプリケーションを同時に実行する場合、ワークスペースを利用するとデスクトップを整理できます。 作業中のワークスペースがウィンドウで一杯になった場合、別のワークスペースに移動して作業できます。また、別のワークスペースに切り替えて、より多くのアプリケーションを起動することもできます。</para>
    <para>ワークスペースは、<application>ワークスペーススイッチ</application>アプレットに表示されます。<xref linkend="gosoverview-FIG-42"/> では、<application>ワークスペーススイッチ</application>4 つのワークスペースが表示されています。 最初の 3 つのワークスペースには開いたウィンドウがあり、4 番目のワークスペースには、現在アクティブなウィンドウはありません。</para>
    <figure id="gosoverview-FIG-42">
      <title>ワークスペーススイッチに表示されたワークスペース</title>
      <screenshot>
        <mediaobject>
          <imageobject>
            <imagedata fileref="figures/workspace_switcher_applet.png" format="PNG"/>
          </imageobject>
          <textobject>
            <phrase>ワークスペーススイッチを示します。この内容は図についての説明です。</phrase>
          </textobject>
        </mediaobject>
      </screenshot>
    </figure>
    <sect2 id="gosoverview-41">
      <title>ワークスペースを切り替える</title>
      <indexterm>
        <primary sortas="わあくすへえす">ワークスペース</primary>
        <secondary sortas="きりかえ">切り替え</secondary>
      </indexterm>
      <para>次の方法でワークスペース間を切り替えることができます。 </para>
      <itemizedlist>
        <listitem>
          <para><application>ワークスペーススイッチ</application>で、作業するワークスペースをクリックする</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para><command>Ctrl</command> + <command>Alt</command> + <command>右矢印</command>キーを押して、作業中のワークスペースの右側のワークスペースに切り替える</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para><command>Ctrl</command> + <command>Alt</command> + <command>左矢印</command>キーを押して、作業中のワークスペースの左側のワークスペースに切り替える</para>
        </listitem>
      </itemizedlist>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-40">
      <title>ワークスペースを追加する</title>
      <indexterm>
        <primary sortas="わあくすへえす">ワークスペース</primary>
        <secondary sortas="かすをしてい">数を指定</secondary>
      </indexterm>
      <para>デスクトップにワークスペースを追加するには、<application>ワークスペーススイッチ</application>アプレットを右クリックし、<guimenuitem>「設定」</guimenuitem>を選択します。<guilabel>「ワークスペーススイッチの設定」</guilabel>ダイアログが表示されます。<guilabel>「ワークスペースの数」</guilabel>スピンボックスで、必要なワークスペースの数を指定します。</para>
    </sect2>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-56">
    <title>Nautilus ファイルマネージャ</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="Nautilusふあいるまねえしや">Nautilus ファイルマネージャ</primary>
      <see>ファイルマネージャ</see>
    </indexterm>
    <indexterm>
      <primary sortas="ふあいるまねえしや">ファイルマネージャ</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para><application>Nautilus</application> ファイルマネージャは、ファイル、アプリケーション、および FTP サイトへの統合アクセスポイントを提供します。 <application>Nautilus</application> ウィンドウを開くには、<menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guimenuitem>「ホームフォルダ」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。以下の図に、フォルダの内容を表示する <application> Nautilus</application> ウィンドウを示します。</para>
    <screenshot>
      <mediaobject>
        <imageobject>
          <imagedata fileref="figures/naut_iconview_window.png" format="PNG"/>
        </imageobject>
        <textobject>
          <phrase>Nautilus ウィンドウを示しています。この内容は図についての説明です。</phrase>
        </textobject>
      </mediaobject>
    </screenshot>
    <para><application>Nautilus</application> ウィンドウには、次の区画があります。</para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>サイド区画</para>
        <para>ファイル内をナビゲートできます。この区画は、使用中のファイルまたはフォルダに関する情報を表示します。サイド区画は、ウィンドウの左側にあります。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>表示区画</para>
        <para>ファイルまたはフォルダの内容を表示します。表示区画は、ウィンドウの右側にあります。</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para><application>Nautilus</application> では、次のことが行えます。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>ファイルとフォルダの表示</para>
        <para>ファイルやフォルダは、アイコンまたはリストとして表示できます。 <application>Nautilus</application> ウィンドウ内で、いくつかの種類のファイルの内容を表示できます。あるいは、<application>Nautilus</application> から適切なアプリケーションでファイルを開くことができます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>ファイルとフォルダの管理</para>
        <para><application>Nautilus</application> を使用して、ファイルおよびフォルダを作成、移動、コピー、名前変更、および削除できます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>スクリプトの実行</para>
        <para><application>Nautilus</application> からスクリプトを実行できます。また、スクリプトを実行するファイルおよびフォルダを選択できます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>ファイルおよびフォルダのカスタマイズ</para>
        <para>エンブレムをファイルおよびフォルダに追加して、特定の状態を示すことができます。たとえば、重要なエンブレムをファイルに追加して、そのファイルが重要であることを示すことができます。次の方法を使用して、フォルダをカスタマイズすることもできます。 <itemizedlist><listitem><para>フォルダに注記を追加する</para></listitem><listitem><para>フォルダにカスタム背景パターンを指定する</para></listitem><listitem><para>フォルダにズーム設定を指定する</para></listitem></itemizedlist></para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para><application>Nautilus</application>で、デスクトップの背景を作成することもできます。 </para>
    <sect2 id="gosoverview-58">
      <title>Nautilus ファイルマネージャからファイルを開く</title>
      <para>開きたいファイルが存在するフォルダへ移動するには、表示区画内の該当するフォルダアイコンをダブルクリックします。開きたいファイルが表示されたら、そのファイルアイコンをダブルクリックしてファイルを開きます。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-57">
      <title>フォルダ間でファイルを移動する</title>
      <para>フォルダ間でファイルを移動するには、複数の <application> Nautilus</application> ウィンドウを開きます。各ウィンドウで異なるフォルダを開き、一方のウィンドウから別のウィンドウにファイルをドラッグします。</para>
    </sect2>
  </sect1>
  <sect1 id="gosgetstarted-11">
    <title>デスクトップの背景</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="Nautilusてすくとつふのはいけい">Nautilus デスクトップの背景</primary>
      <see>デスクトップの背景</see>
    </indexterm>
    <indexterm>
      <primary sortas="てすくとつふのはいけい">デスクトップの背景</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>デスクトップの背景は、デスクトップのアクティブなコンポーネントです。デスクトップの背景を使用して、次の操作を実行できます。</para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>アプリケーションを起動し、ファイルおよびフォルダを開く</para>
        <para><firstterm>デスクトップの背景オブジェクト</firstterm>を追加すると、頻繁に使用するファイル、フォルダ、またはアプリケーションにアクセスしやすくなります。たとえば、頻繁に使用するアプリケーションのランチャーを追加します。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para><guimenu>デスクトップの背景</guimenu> メニューを開く</para>
        <para>デスクトップの背景で右クリックし、<guimenu>「デスクトップの背景」</guimenu> メニューを開きます。<guimenu>「デスクトップの背景」</guimenu>メニューを使用して、デスクトップの背景上で操作を実行できます。</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para>デスクトップの背景の管理は、<application>Nautilus</application> ファイルマネージャを使用して行います。</para>
    <sect2 id="gosoverview-29">
      <title>デスクトップの背景オブジェクトを開く</title>
      <para>デスクトップの背景オブジェクトを開くには、そのオブジェクトをダブルクリックします。<application>Nautilus</application> ウィンドウで設定することにより、オブジェクトを 1 度クリックするだけでデフォルトの操作を実行できます。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosoverview-19">
      <title>デスクトップの背景にオブジェクトを追加する</title>
      <para>デスクトップの背景オブジェクトを追加すると、頻繁に使用するファイル、フォルダ、またはアプリケーションにアクセスしやすくなります。デスクトップの背景にオブジェクトを追加するには、次の方法を使用します。</para>
      <itemizedlist>
        <listitem>
          <para><guimenu>「デスクトップの背景」</guimenu>メニューを使用して、デスクトップの背景にランチャーを追加する</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>オブジェクトをファイルマネージャウィンドウからデスクトップの背景にドラッグする。たとえば、頻繁に使用するファイルにシンボリックリンクを作成し、そのリンクをデスクトップの背景にドラッグする。リンクのアイコンがデスクトップの背景に移動する。ファイルを開くには、そのアイコンをダブルクリックする。ファイルとフォルダをデスクトップの背景にドラッグすることもできる</para>
        </listitem>
        <listitem>
          <para>アプリケーションランチャーをメニューからデスクトップの背景にドラッグする。たとえば、頻繁に使用するアプリケーションのランチャーを含むメニューを開き、そのランチャーをデスクトップの背景にドラッグできる</para>
        </listitem>
      </itemizedlist>
    </sect2>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-509">
    <title>ここからスタート</title>
    <screenshot>
      <mediaobject>
        <imageobject>
          <imagedata fileref="figures/naut_starthere_launcher.png" format="PNG"/>
        </imageobject>
        <textobject>
          <phrase>ここからスタートアイコンを示します。</phrase>
        </textobject>
      </mediaobject>
    </screenshot>
    <indexterm>
      <primary sortas="ここからすたあと">ここからスタート</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <indexterm>
      <primary sortas="ふあいるまねえしや">ファイルマネージャ</primary>
      <secondary sortas="ここからすたあと">ここからスタート</secondary>
      <see>ここからスタート</see>
    </indexterm>
    <para><guilabel>「ここからスタート」</guilabel>から、次の機能にアクセスできます。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>
          <guilabel>「アプリケーション」</guilabel>
        </para>
        <para><guilabel>「アプリケーション」</guilabel>をダブルクリックすると、主要な GNOME アプリケーションにアクセスできます。<guimenu>「アプリケーション」</guimenu>メニューには、<guimenu>GNOME メニュー</guimenu>とメニューパネルからアクセスすることもできます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>
          <guilabel>「デスクトップ設定」</guilabel>
        </para>
        <para><guilabel>「デスクトップ設定」</guilabel>をダブルクリックして、デスクトップをカスタマイズできます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>システムをサーバーとして構成したり、ほかのシステム設定を選択したりできるプログラム</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para><guilabel>「ここからスタート」</guilabel>には、次の方法でアクセスできます。</para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para><application>Nautilus</application> ウィンドウ</para>
        <para><menuchoice><guimenu>「移動」</guimenu><guimenuitem>「ここからスタート」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>の内容がウィンドウに表示されます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>デスクトップ背景</para>
        <para>デスクトップ背景の<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>オブジェクトをダブルクリックします。<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>の内容が <application>Nautilus</application> ウィンドウに表示されます。</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-55">
    <title>デスクトップ設定</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="せつていつうる">設定ツール</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>デスクトップのほとんどすべての機能は、デスクトップ設定ツールを使用して構成できます。各ツールは、デスクトップの特定の機能を制御します。たとえば、設定ツールを使用して、デスクトップのテーマを選択できます。<firstterm>テーマ</firstterm>とは、 インタフェース部分の外観を指定する設定グループのことです。</para>
    <para>便宜上、ツールは次のヘッダでグループ化されます。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>基本</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>
          <guilabel>アクセシビリティ</guilabel>
        </para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>
          <guilabel>拡張</guilabel>
        </para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <para>デスクトップ設定ツールは、次のいずれかの方法で開くことができます。</para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para><menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guimenuitem>「デスクトップ設定」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。サブメニューから必要な項目を選ぶ</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>デスクトップ背景の<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>オブジェクトをダブルクリックする。<application>Nautilus</application> ウィンドウが<guilabel>「ここからスタート」</guilabel>で開く。<application>Nautilus</application> ウィンドウ内の<guilabel>「デスクトップ設定」</guilabel>オブジェクトをダブルクリックし、デスクトップ設定ツールを表示する。必要な項目をダブルクリックする</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-54">
    <title>アプリケーション</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="あふりけえしよん">アプリケーション</primary>
      <secondary sortas="かいよう">概要</secondary>
    </indexterm>
    <para>GNOME デスクトップが提供するアプリケーションには、いくつかの共通する特性があります。たとえば、アプリケーションは一貫したルック&フィールを持ちます。アプリケーションが共通する特性を持つのは、同じプログラミングライブラリを使用するためです。標準の GNOME プログラミングライブラリを使用するアプリケーションを、GNOME 対応アプリケーションと呼びます。たとえば、<application>Nautilus</application> および <application> gedit</application> テキストエディタは、GNOME 対応アプリケーションです。</para>
    <para>GNOME は、オペレーティングシステムが提供するライブラリ以外のライブラリも提供します。このライブラリにより、GNOME は、GNOME 対応アプリケーションだけでなく、既存のアプリケーションも実行することができます。たとえば、使用しているオペレーティングシステムが UNIX ベースの場合、現在の X11 アプリケーションと Motif アプリケーションを GNOME デスクトップから実行できます。</para>
    <para>以下に、GNOME 対応アプリケーションの特長を示します。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>一貫したルック&フィール</para>
        <para>GNOME 対応アプリケーションは、一貫したルック&フィールを持ちます。GNOME 対応アプリケーションはルック&フィール設定を使用します。この設定は、デスクトップ設定ツールで指定できます。GNOME 対応アプリケーションのルック&
フィールを変更するには、以下のツールを使用します。<itemizedlist><listitem><para><menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guisubmenu>「デスクトップ設定」</guisubmenu><guimenuitem>「メニューとツールバー」</guimenuitem></menuchoice></para></listitem><listitem><para><menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guisubmenu>「デスクトップ設定」</guisubmenu><guimenuitem>「テーマ」</guimenuitem></menuchoice></para></listitem></itemizedlist></para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>メニューバー、ツールバー、ステータスバー</para>
        <para>ほとんどの GNOME 対応アプリケーションには、メニューバー、ツールバー、およびステータスバーがあります。メニューバーには必ず <guimenu>「ファイル」</guimenu>メニューと<guimenu>「ヘルプ」</guimenu>メニューが含まれています。<guimenu>「ファイル」</guimenu>メニューには必ず<guimenuitem>「ウィンドウを閉じる」</guimenuitem>メニュー項目が含まれており、<guimenu>「ヘルプ」</guimenu>メニューには必ず<guimenuitem>「バージョン情報」</guimenuitem>メニュー項目が含まれています。</para>
        <para><firstterm>ツールバー</firstterm>は、メニューバーの下に表示されるバーです。 ツールバーには、最も一般的に使用される操作のボタンが含まれています。<firstterm>ステータスバー</firstterm>は、ウィンドウ下部にあるバーであり、ウィンドウ内の現在の状態についての情報を提供します。GNOME 対応アプリケーションには、このほかにもバーが含まれることがあります。たとえば、<application>Nautilus </application> には、ロケーションバーがあります。</para>
        <para>GNOME 対応アプリケーションの一部のバーは、切り離し可能です。つまり、バーにはハンドルがあり、そのハンドルを使ってバーをグラブし、別の場所にドラッグできます。バーをドラッグしてウィンドウの別のサイド、またはデスクトップの別の部分にはめ込むことができます。たとえば、<application>Nautilus</application> ファイルマネージャのメニューバー、ツールバー、およびロケーションバーは切り離すことができます。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>デフォルトのショートカットキー</para>
        <para>GNOME 対応アプリケーションは、同じ操作に対して、同じショートカットキーを使用します。たとえば、GNOME 対応アプリケーションを終了するには、<command>Ctrl</command> + <command>Q</command> キーを押します。 GNOME 対応アプリケーションでの操作を元に戻すには、<keycombo><keycap>Ctrl</keycap><keycap>Z</keycap></keycombo> キーを押します。</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>ドラッグ&ドロップ</para>
        <para>GNOME 対応アプリケーションは、同じプロトコルを使用して、ドラッグ&ドロップ操作を実現します。このため、項目をドラッグ&ドロップすると、GNOME 対応アプリケーションからは一貫性のある結果が得られます。</para>
        <para>さらに、同じプロトコルを使用することで、GNOME 対応アプリケーションは高度な機能で相互に操作できます。たとえば、GNOME 対応アプリケーションは、ドラッグする項目の形式を認識します。HTML ファイルを <application>Nautilus</application> ウィンドウから Web ブラウザにドラッグすると、そのファイルは HTML 形式でブラウザに表示されます。逆に、HTML ファイルをテキストエディタにドラッグすると、このファイルはプレーンテキスト形式でテキストエディタに表示されます。</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
  </sect1>
  <sect1 id="gosoverview-12">
    <title>詳細を調べる</title>
    <indexterm>
      <primary sortas="へるふ">ヘルプ</primary>
      <secondary sortas="しようさいについて">詳細について</secondary>
    </indexterm>
    <para>デスクトップの「ヘルプ」では、次の項目の詳細について調べることができます。 </para>
    <itemizedlist>
      <listitem>
        <para>デスクトップトピック</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>アプレット</para>
      </listitem>
      <listitem>
        <para>アプリケーション</para>
      </listitem>
    </itemizedlist>
    <sect2 id="gosoverview-31">
      <title>デスクトップトピックの詳細を調べる</title>
      <indexterm>
        <primary sortas="へるふ">ヘルプ</primary>
        <secondary sortas="へるふしすてむのかいし">ヘルプシステムの開始</secondary>
      </indexterm>
      <indexterm>
        <primary sortas="へるふ">ヘルプ</primary>
        <secondary sortas="てすくとつふとひつく">デスクトップトピック</secondary>
      </indexterm>
      <para>デスクトップの特定のトピックについて詳しく調べるには、統合された <application>Yelp</application> ヘルプシステムを使用できます。<application>Yelp</application> ヘルプシステムを開始するには、<menuchoice><guimenu>「アプリケーション」</guimenu><guimenuitem>「ヘルプ」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosgetstarted-33">
      <title>アプレットの詳細を調べる</title>
      <indexterm>
        <primary sortas="あふれつと">アプレット</primary>
        <secondary sortas="へるふをひようしするには">ヘルプを表示するには</secondary>
      </indexterm>
      <indexterm>
        <primary sortas="へるふ">ヘルプ</primary>
        <secondary sortas="あふれつと">アプレット</secondary>
      </indexterm>
      <para>特定のアプレットについて詳しく調べるには、アプレットを右クリックし、<guimenuitem>「ヘルプ」</guimenuitem> を選択します。</para>
    </sect2>
    <sect2 id="gosgetstarted-35">
      <title>アプリケーションの詳細を調べる</title>
      <indexterm>
        <primary sortas="あふりけえしよん">アプリケーション</primary>
        <secondary sortas="へるふ">ヘルプ</secondary>
      </indexterm>
      <indexterm>
        <primary sortas="へるふ">ヘルプ</primary>
        <secondary sortas="あふりけえしよん">アプリケーション</secondary>
      </indexterm>
      <para>特定のアプリケーションについて詳しく調べるには、アプリケーションを起動し、<menuchoice><guimenu>「ヘルプ」</guimenu><guimenuitem>「使い方」</guimenuitem></menuchoice>を選択します。または、アプリケーションを起動したあとで <command>F1</command> キーを押します。</para>
    </sect2>
  </sect1>
</chapter>